彼をしてみずから欺いて、 むなしい事にたよらせてはならない。 その報いはむなしいからだ。
ひとりも正義をもって訴え、 真実をもって論争する者がない。 彼らはむなしきことを頼み、偽りを語り、 害悪をはらみ、不義を産む。
あなたがたは、しえたげにたよってはならない。 かすめ奪うことに、むなしい望みをおいてはならない。 富の増し加わるとき、これに心をかけてはならない。
あなたがたは、だれにも不誠実な言葉でだまされてはいけない。これらのことから、神の怒りは不従順の子らに下るのである。
もしある人が、事実そうでないのに、自分が何か偉い者であるように思っているとすれば、その人は自分を欺いているのである。
むなしい偶像に心を寄せる者は、 そのまことの忠節を捨てる。
彼らは風をまいて、つむじ風を刈り取る 立っている穀物は穂を持たず、また実らない たとい実っても、他国人がこれを食い尽す。
彼は灰を食い、迷った心に惑わされて、おのれを救うことができず、また「わが右の手に偽りがあるではないか」と言わない。
悪をまく者は災を刈り、 その怒りのつえはすたれる。
力と深き知恵は彼と共にあり、 惑わされる者も惑わす者も彼のものである。
わたしの見た所によれば、不義を耕し、 害悪をまく者は、それを刈り取っている。
もし、わたしがうそと共に歩み、 わたしの足が偽りにむかって 急いだことがあるなら、
まことに神はむなしい叫びを聞かれない。 また全能者はこれを顧みられない。
悪しき者には後の良い報いはない、 よこしまな者のともしびは消される。
主はこう言われる、あなたがたは、「カルデヤびとはきっとわれわれを離れ去る」といって自分を欺いてはならない。彼らは去ることはない。